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レーザーで日光黒子(老人性色素斑)を取り除いたあと、傷が治る4つの段階を診察室ではこう管理します

レーザーで日光黒子を取り除いたあと、傷が治っていく過程を段階ごとにどうサポートしているのか、診察室で実際に行っているアフターケアの方法をまとめました。

レーザーで日光黒子(老人性色素斑)を取り除いたあと、傷が治る4つの段階を診察室ではこう管理します
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レーザーで日光黒子(老人性色素斑)を取り除くと、診療が終わったように見えますが、私はむしろそこからケアの半分が始まると考えています。リポットレーザーを用いた日光黒子の治療は、結局のところ、色素が定着した組織に意図的にダメージを与える過程です。そのため、治療直後の傷をどう扱うかによって、肝斑が悪化したり、炎症後紅斑や色素沈着が残ったりすることもあります。反対に、回復の過程を段階ごとにしっかりサポートすると、日光黒子があった場所がきれいに整っていく様子を診察室でよく目にします。

前回の記事では、リポットレーザーそのものが日光黒子をどのように治療するのかを取り上げました。そのお話が気になる方は、まずリポットレーザーで日光黒子を治療する原理をまとめた記事をお読みいただくのもよいでしょう。今日は、レーザーが終わったあとの後処置、つまり傷のケアについてお話ししたいと思います。

レーザーが終わってから、本当のケアが始まります

日光黒子の治療で最適な結果を出すには、組織が大きなトラブルなく回復できるよう、そばで手助けすることが非常に重要です。ある意味では、レーザーを照射する瞬間よりも、その後のケアのほうが結果を大きく左右すると感じることもあります。少し難しく聞こえるかもしれませんが、傷が治っていく流れを知れば、なぜアフターケアを強調するのかご理解いただけるはずです。使用する機器が何であれ、リポットレーザーのように組織に反応を残す治療であれば、回復ケアの原理は同じように当てはまります。

傷はどのような段階を経て治るのか

次は、皮膚科医が最もよく参照し学んでいる、フィッツパトリックの教科書の図です。

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傷の回復は大きく4つの段階に分けられます。各段階で皮膚の中で何が起きているのか、そしてどこに手を加えるべきかを知ると、アフターケアの方向性がはっきりします。

段階おおよその時期皮膚の中で起きていること
止血期治療直後血小板が集まって出血を止める
炎症期直後から数日間好中球、単球、マクロファージなどの免疫細胞が活性化して損傷組織を除去し、軽いむくみが生じる
増殖期数日から数週間新しい皮膚細胞が形成され、結合組織が満たされ、血管が再生し、再上皮化が起こる
リモデリング期数週間から数か月筋線維芽細胞を中心に組織が再配列される

止血期と炎症期、治療直後の最も重要な時期

日光黒子の治療直後から始まる段階なので、最も重要だといえます。

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治療直後から数日にわたり、損傷した組織を除去し感染を防ぐために、血小板、好中球、単球、マクロファージといった免疫細胞が活性化します。この時期には皮膚に軽いむくみが出ることがあり、そのため1〜2時間ほどズキズキする感じがする場合もあります。個人差のある反応です。

炎症期にケアが適切に行われないと、炎症がひどくなり、回復が遅れ、色素沈着のリスクも高まります。興味深いのは、この段階の酸化ストレスが、傷の回復にそれなりの役割を果たしているという点です。

酸化ストレスを完全に抑え込んでしまうよりも、回復に必要な分は残しつつ、適切なレベルに保つほうが望ましいのです。

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そのため私は、この段階で少し積極的に介入します。ヒアルロン酸をはじめ、傷の回復と炎症のコントロールに最適化された成分を配合し、日光黒子の治療部位に直接注入するケアを併用しています。

なぜこの段階で直接手を加えるのか

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治療後には、上のようなハイドロコロイド素材の被覆材であるデュオダーム(DuoDERM)を丁寧に貼ります。治療直後は滲出液がほとんどないため、デュオダームだけで十分です。私はレーザーの照射から、デュオダームを貼る仕上げまで、ほかの人に任せず自分で行います。傷の状態を指先で確認しながら、最後まで見届けたいからです。

このようにケアすると、ほとんどの場合、再発や副作用を大きく心配することなく日常生活を続けていただけます。もちろん、まれに再発が報告されることもありますが、その場合は私が責任を持ってリタッチいたします。結果には個人差がありますので、ご自身の肌の状態が気になる方は、今すぐチャットで相談するから気軽にお尋ねください。

新しい皮膚が満ちてくる増殖期

炎症期が過ぎると、数日から数週間にわたって新しい皮膚細胞がつくられ、傷の部位に結合組織が満たされ、血管が再び伸びてきます。

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この時期には再上皮化が起こり、傷が本格的に治っていきます。新しい組織がしっかり育つよう、十分な保湿と再生の促進が必要な時期でもあります。患者さんによっては、レーザー治療の1週間ほど後に肌の再生のための追加ケアを行うこともありますが、たいていはデュオダームを貼っておくだけで十分です。

紅斑が長引くときに方向を変える基準

もともと赤ら顔がある方や、サウナ、韓国式サウナ(チムジルバン)、激しい運動、飲酒のように顔がほてる状況が多い方は、紅斑が予想より長く続くこともあります。そのようなときは、回復の方向性を少し変えます。血管レーザーであるVビームパーフェクタを併用すると、残っている紅斑の回復をより早めるのに役立ちます。

ちなみに、赤ら顔によくある背景である酒さも、私が継続して取り組んでいる分野です。赤ら顔が繰り返す場合は、酒さをどのように治療するかをまとめた記事が役立つはずです。

数か月かけて仕上がるリモデリング期

増殖期が過ぎると、数週間から数か月にわたって、主に筋線維芽細胞によって皮膚組織のリモデリングが進みます。

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この段階で、ご自宅で行っていただくとよいケアは次のとおりです。

  • ツボクサ(センテラアジアチカ)やEGF成分が入った再生クリームを継続して塗る
  • 保湿剤をたっぷり塗って皮膚バリアを守る
  • 日焼け止めを毎日使い、色素が再び浮かんでこないようにする

保湿剤と日焼け止めは、治療後だけでなく、ふだんから色素ケアの基本です。

傷のケアは皮膚科専門医の領域です

ここまでご覧いただいたように、リポットレーザーを用いた日光黒子の治療では、傷の回復過程が結果を大きく左右します。各段階に合った介入で肌の再生を助け、炎症後色素沈着のような望まない跡を減らすことができます。初期ケアで色の仕上がりが分かれる理由が気になる方は、炎症後色素沈着の初期ケアを取り上げた記事と日光黒子を取り除いたあとの回復期をまとめた記事も併せてご覧ください。

こうした傷のケアは、皮膚科専門医が専門的に扱う領域です。そのため、どのレーザーを使うにしても、日光黒子の治療もやはり皮膚科専門医のもとで受けるほうが安全だとお伝えしています。日光黒子の治療や回復のケア、費用について気になる点は、ご相談後に詳しくご案内いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

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執筆:チョ・ミンギョル院長(皮膚科専門医、大韓皮膚科医師会 色素・ニキビ・酒さ・毛髪マスター認定)。詳しい経歴は医療スタッフ紹介でご確認いただけます。

初回公開 2024年7月23日 / 最終確認 2026-07-09

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、適した治療や結果は個人の状態によって異なる場合があります。