日光黒子(老人性色素斑)をレーザーで取る施術そのものは、長くはかかりません。むしろ結果を分けるのはその後、施術部位が治って新しい肌が上がってくる回復期です。診察室でリポットレーザーによって日光黒子を整理した後、患者さんに最も長く説明しているのも、まさにこの回復期のケアです。同じ施術を受けても、回復の過程をどのようにケアしたかによって仕上がりが変わるケースをよく目にします。今日は、そのケアの方法を順を追ってまとめてお伝えします。
施術直後の2時間ほど、なぜ冷却から始めるのか
レーザーが通った部位は、施術直後の1〜2時間、ズキズキしたりチクチクしたりする感じがあることがあります。このとき最初にお勧めしているのが、冷たい保冷剤を使った冷却です。おおよそ2〜3時間ほど、肌の温度を下げる方向で行ってください。
ただし、氷を肌に直接当てる方法は避けることをお勧めします。清潔なタオルで包んで当てるほうが安全です。アイシングは敏感になった肌を鎮め、腫れを引かせるのに役立ちます。

施術当日に洗顔を控える理由
施術部位には、再生パッチであるデュオダームを貼ってお帰りいただきます。このパッチが肌に完全に密着するまでには、ある程度の時間が必要です。ところが当日に洗顔をすると、まだしっかり定着していないパッチがはがれてしまうことがあります。
そのため、施術当日は洗顔をしないことをお勧めします。翌日からはぬるま湯で軽く洗顔していただけますし、その後は日常生活はもちろん、水泳のような軽い活動も問題なく続けていただけます。

回復期の肌は、普段よりも敏感な状態です。この時期には、肌の温度を上げるような行動はできるだけ先延ばしにしておくのがよいでしょう。赤みが予想より長く続くことがあるためです。個人差はありますが、次のような刺激は回復期の間は避けることをお勧めします。
- 強い紫外線を浴びること
- 激しい運動
- 飲酒
- 辛くて刺激の強い食べ物
- サウナ、チムジルバン(韓国式サウナ)、半身浴
- 熱いお湯でのシャワー
- 過度なストレス

顔が赤くなったらどう対処するか
回復中に顔がほてって赤くなったら、先ほどお話しした冷却をもう一度活用してください。タオルを当てて部位を冷やしたり、涼しい環境で肌を落ち着かせたりしてください。
メイクについても、この時期には気をつけていただきたい点があります。デュオダームを貼っている状態では、濃いメイクを避けることが大切です。パッチの周りは粘着成分のために洗顔やクレンジングがしにくく、化粧品の残りが残りやすいからです。
べたつく部分に化粧品が付着すると、普段は刺激のない製品でもその部分で濃度が高まり、肌に刺激を与えることがあります。回復期にメイクを軽めにすることをお勧めしている理由はここにあります。

そのため、回復期間中は簡単なメイクで肌への刺激を最小限にしていただくのがよいでしょう。スキンケア製品も、やさしく刺激の少ないものを選んでください。日光黒子の治療の原理やレーザー後のケアが気になる方は、日光黒子の治療の組織学的背景を取り上げた記事とレーザー後のケアをまとめた記事を併せてお読みになることをお勧めします。
気になることがあれば、今すぐチャットで相談するを押して、お気軽にお問い合わせください。
結局、ケアの要はデュオダームを守ること
デュオダームは施術部位を覆って保護し、肌の再生を助ける役割を担います。そのため、回復期のケアの大きな柱は、このパッチをしっかり維持することにあります。物理的な刺激でパッチが浮いたりはがれたりしないよう注意してください。回復期のケアを順序立ててまとめると、次のとおりです。
- 施術当日は冷却で鎮め、洗顔は控えます。
- 翌日から、ぬるま湯での洗顔と軽い活動を始めます。
- 回復期の間はずっと紫外線と熱の刺激を避け、パッチを維持します。
- メイクとスキンケアは、やさしく軽めに続けます。
再生のスピードを左右する生活習慣
肌の再生には、十分な睡眠と休息が欠かせません。ぐっすり眠っている間に肌は自然に回復し、再生のスピードも上がります。規則正しい生活習慣を守りつつ、過度なストレスは減らすことをお勧めします。
パッチを貼っている間は、その部位をかいたりこすったりしないよう気をつけてください。外出時に強い紫外線を避けることもお忘れなく。脂漏性角化症と日光黒子の見分け方が気になる方には脂漏性角化症と日光黒子を見分ける基準をまとめた記事が、回復がもう少し進んだ後のケアが気になる方にはデュオダームを外して2週間後のケアと再生を取り上げた記事が役立つでしょう。
リポットレーザーの施術がどのように進むのかをもっと知りたい方は、リポットレーザーのご案内もご参照ください。個人の肌の状態によってケアの方向性は変わることがあるため、回復の過程で気になることや心配なことがあれば、チャットで相談するからいつでもお問い合わせください。

執筆:チョ・ミンギョル院長(皮膚科専門医、大韓皮膚科医師会 色素・ニキビ・酒さ・毛髪マスター認定)。詳しい経歴は医療スタッフ紹介でご確認いただけます。 初回公開 2025年1月15日 / 最終確認 2026-07-09
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、適した治療や結果は個人の状態によって異なる場合があります。