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何もしていなくても怒って見えると言われる方に、口角ボトックスをお勧めする理由

無表情のときにも口角が下がって怒って見えるなら、口角を引き下げる筋肉の緊張を調整して、表情をぐっとやわらかく変えることができます。

何もしていなくても怒って見えると言われる方に、口角ボトックスをお勧めする理由
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診察室でよく耳にする言葉の一つが、「何もしていなくても怒って見えると言われるんです」というものです。ご本人は特に何の感情もないのに、無表情の顔が悲しそう、あるいは怒っているように受け取られてしまうケースです。こうしたとき私は、顔全体に大きく手を加えるよりも、まず口角を下に引き下げる一つの筋肉を確認します。

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表情の印象は、思ったより小さなディテールで分かれます

初対面の人に残す印象は、ごくわずかな表情の違いで分かれます。しかめた顔よりも、口角が少し上がった顔のほうが温かく感じられるのは自然なことです。以前取り上げた眉間ボトックスが、しかめ顔をやわらげて表情を穏やかにし、気分にも影響を与えるという視点だったとすれば、口角ボトックスは、下がった口角を調整して、より穏やかな印象に変えるアプローチです。

この二つを並べて比較すると、次のように整理できます。

区分主な作用部位印象の変化の方向
眉間ボトックス眉間をしかめる筋肉こわばった表情をやわらげる
口角ボトックス口角を下げる筋肉下がった口角をやわらげる

眉間ボトックスを、なぜ単なる表情の問題ではなく気分とあわせて見るのか気になる方は、眉間ボトックスを表情と気分の両面から見る理由もあわせてお読みいただくとよいでしょう。

口角を下げる筋肉、DAOをまず確認します

口角ボトックスは、口周りの筋肉、特にDAO(Depressor anguli oris muscle、口角下制筋)にボツリヌストキシンを注入し、口角が自然に上がるよう助ける施術です。

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DAOはその名のとおり、口角を下方向に引き下げる役割を担う筋肉です。この筋肉が過度に緊張したり活発に働いたりすると、どうなるでしょうか。無表情のときでさえ口角が下がって見え、その結果、悲しそうな、あるいは怒ったような印象に映りやすくなります。

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このときDAOの働きを少し抑えると、口角が下がる現象がやわらぎます。笑っていなくても口角がわずかに上がった状態が保たれ、顔がぐっとやわらかく見えるようになります。次のような方が、診察室でよく見られるパターンです。

  • 無表情のときに口角が下がっているとよく言われる方
  • 年齢とともに口角のラインがだんだん下がってきたと感じる方
  • 写真の表情が実際の気分より暗く写ると感じる方

なぜ口角ボトックスを比較的シンプルな選択肢と考えるのか

施術そのものは、工程がシンプルなほうです。切開や長いダウンタイムは必要なく、次のような流れで進みます。

  1. 口周りの筋肉の動きと口角の位置を確認します。
  2. 左右のDAOに少量のボツリヌストキシンを分けて注入します。
  3. 施術後に表情を確認しながら、左右のバランスを調整します。

正確なポイントにうまく注入できれば、二回ほどのチクッとした痛みで終わることが多いです。ただし、表情筋の使い方や発達の程度は人によって異なるため、反応や持続期間には個人差があります。

無表情がそのまま悪い印象というわけではありません。ただ、筋肉の癖のせいで実際の感情とは違って受け取られる表情であれば、その部分だけをわずかに調整するだけでも印象が変わることがあります。

下がった口角が筋肉の問題というよりも、皮膚や組織のたるみから来ていると判断した場合は、ボトックスの代わりにリフティング系をまず検討することもあります。状況によって方向性が分かれる部分なので、コストパフォーマンスを考慮したリフティング施術のまとめやチタニウムリフティングとオンダリフティングの方向性を分ける基準も参考になります。

ご自身の口角の下がりが筋肉によるものか、たるみによるものか気になる方は、今すぐチャットで相談するからお気軽にお尋ねください。

表情と気分は、一緒に見ることができるのか

眉間ボトックスを取り上げたときにも触れたように、私は表情の変化が気分にも影響しうると考えています。ずっと下がっていた口角がやわらぎ、鏡の中の顔が少し穏やかに見えるだけでも、心理的に前向きなサインになりうるという視点です。表情と気分の相互作用は学会資料でも継続的に取り上げられているテーマですが、効果や実感には個人差がありますので、施術の目的は表情の改善に置いてアプローチされることをお勧めします。

まとめ

口角ボトックスは、口角を引き下げるDAOの緊張を調整して下がった口角をやわらげ、笑っていなくてもやわらかな印象をつくるのを助ける施術です。施術はシンプルなほうですが、表情筋の微妙なバランスが結果を左右するため、何よりもまずご自身の表情の癖と口角の状態を診察室で確認するプロセスが大切です。費用はご相談後にご案内しますので、ご不明な点はチャットで相談するからお問い合わせください。


執筆:チョ・ミンギョル院長(皮膚科専門医、大韓皮膚科医師会 色素・ニキビ・酒さ・毛髪マスター認定)。詳しい経歴は医療スタッフ紹介でご確認いただけます。 初回公開 2024年12月2日 / 最終確認 2026-07-09

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個人の状態によって適切な治療と結果は異なる場合があります。