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レーザーを受けるほど濃くなった肝斑を、診察室であらためて改善へ導いた記録

レーザートーニングを何度受けても肝斑がかえって濃くなったなら、色素を壊す強さよりも、今の自分の肌に合った方向性をあらためて見つけることが大切です。

レーザーを受けるほど濃くなった肝斑を、診察室であらためて改善へ導いた記録
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肝斑のトーニングを長く受けても、色が薄くなるどころかかえって濃くなったという方に、診察室ではときどきお会いします。今日は、そのような経緯を経て来院された40代の女性患者さんの診療記録を通して、同じ肝斑なのに、なぜある治療は色を薄くし、ある治療はかえって濃くしてしまうのかをまとめてみようと思います。

レーザーを受けるほど濃くなったという方が来院されました

他院で定期的に肝斑のトーニングを受けていたものの、これといった改善がなかったため、さらにIPLの施術まで受けた結果、かえって色素が悪化した状態で来院されました。いくつものクリニックを回って疲れ果て、ほとんどあきらめかけた気持ちで来られたことを覚えています。

初めて来院されたときに撮影した写真です。レーザー治療の後、色素が薄くなるのではなく、よりくっきりしていくパターンが比較的はっきりと観察できます。

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なぜ強いIPLが隠れた肝斑に触れると色が濃くなるのか

皮膚科の診療をしていると、経験的に何度も確認することになるパターンがあります。表面にはあまり現れていないものの、わずかに肝斑の傾向が潜んでいる肌に強いIPLを当てると、色素が整理されるどころか、かえって刺激を受けて濃くなることがあるという点です。

肝斑は、熱や光の刺激に敏感な色素疾患です。色を壊す力が強いほどよいのではなく、その力が今のこの肌に合っているかどうかのほうがはるかに重要です。

このような理由から、色素の性質をまず読み取る過程が必ず先に立つべきであり、だからこそ私は、色素病変に関しては皮膚科専門医の判断のもとで治療の方向性を決めることをお勧めしています。同じ文脈で、表皮のメラニンだけを消しても肝斑が再び浮き出てくる理由とあなたのレーザートーニングが効かなかった理由も併せて読んでいただくと参考になります。

今のご自身の肝斑がどのような性質なのか迷われる方は、今すぐチャットで相談するからお気軽にお尋ねください。

2か月の治療後、どこまで変わったか

方向性を変え、当院で約2か月間治療を行った後の写真です。

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まだ治療が終了した段階ではないため、肝斑が完全に消えたわけではありません。ただ、今ではメイクで自然に隠れる程度まで色が薄くなりました。改善の程度や速さには個人差があることを、まずお伝えしておきます。

治療前後を並べて見ると

治療前と治療後を同じ角度で比較してみましょう。

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色素が薄くなったのと同時に、目の下の小じわや肌のキメも一緒に整っている様子がおわかりでしょうか。

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目元でも小じわが減り、肌のキメが改善した様子が観察できます。今ではメイクで隠れるようになり、周りからもずいぶんよくなったと言われるそうで、患者さんがそうおっしゃってくださるとき、私自身も診療のやりがいを大きく感じます。

肝斑は単なる色素沈着ではありません

ここで一つ押さえておきたいことがあります。肝斑は、複数の原因が重なって生じる色素性疾患だということです。

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上の図のように、肝斑はかなり複雑なメカニズムを持っています。大きく見ると、次のような要素が互いに絡み合っています。

  • 紫外線をはじめとする光刺激によるメラニン生成の増加
  • 女性ホルモンを含むホルモン変化の影響
  • 表皮と真皮の間の境界が弱まり、色素が真皮へと沈み込む変化
  • 微小血管や慢性炎症など、真皮環境の問題

つまり肝斑は、表皮だけにとどまる色素沈着ではなく、表皮と真皮の全層にわたる多因子性の色素疾患だと理解するほうが、実際の治療に即しています。

だからこそ、色素を壊すだけの治療では不十分です

このように複数の層が絡み合っているため、むやみに強いエネルギーで色素だけを壊しても解決しません。むしろ先ほどの症例のように、刺激となって跳ね返ってくることもあります。私が肝斑を扱うときに大切にしている原則をまとめると、次のとおりです。

視点色素を壊すだけのアプローチ真皮環境まで診るアプローチ
目標目に見える色の除去色素の安定化と再発の管理
エネルギー強く頻繁に肌の反応に合わせて調整
併せて診るもの表皮の色素真皮の背景と炎症

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色素を安定させながら真皮環境まで一緒に改善していく具体的な方法は、難治性の肝斑をピコトーニングだけで終わらせない理由でより詳しく説明しています。すでによい施術を受けたのに色が再び濃くなった経験がある方は、よい施術を受けても肝斑が再び濃くなる方に、診察室でお尋ねすることも併せて参考にしていただくことをお勧めします。

今の自分の肝斑は、どの方向に進むべきか

肝斑は一度の強い治療で終わらせる病気ではなく、今の自分の肌がどのような刺激に敏感なのかを読み取り、方向性を合わせていく過程に近いものです。レーザーを受けるほど濃くなった経験がある方にとって、それは治療が無駄だというサインではなく、アプローチの仕方を変えるべきだというサインかもしれません。

ご自身の肝斑が表皮中心なのか、真皮の背景まで絡んでいるのか、今の時点でどのような順序でアプローチするのが安全なのか気になる方は、下のボタンからお気軽にご相談を始めてください。

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執筆:チョ・ミンギョル院長(皮膚科専門医、大韓皮膚科医師会 色素・ニキビ・酒さ・毛髪マスター認定)。詳しい経歴は医療スタッフ紹介でご確認いただけます。 初回公開 2024年7月29日 / 最終確認 2026-07-09

本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、適した治療や結果は個人の状態によって異なる場合があります。